予防・メンテナンス
なんでメンテナンスが必要なの?
歯が健康な方は、80歳になった時点で自分自身の歯が20本前後残っているものです。 しかし、現在の日本人は、80歳の時点で7~8本程度しか自分の歯が残っていない方がほとんど。 歯の総数が28本と考えると、多くの人が80歳までに20本以上もの歯を失っていることがわかります。 この原因の多くが虫歯と歯周病なのです。
虫歯や歯周病になってしまった場合、適切な治療を施すことで症状を改善することができます。 しかし、治療のために歯を削ると、それによって歯はダメージを受けて寿命が縮まってしまうのです。 虫歯や歯周病は放置しておくと悪化していくだけ。でも治療すれば歯の寿命を縮めてしまう……。 この問題を解決する手段が「予防・メンテナンス」なのです。自分の歯を生涯にわたって維持するために、 虫歯や歯周病にならない口内環境を手に入れましょう!
ブラッシングの重要性、知ってますか?
虫歯や歯周病の原因となるのは、歯に溜まった細菌の塊である歯垢(プラーク)です。 つまり、虫歯や歯周病を予防するために重要なのは、歯垢が溜まらないようにコントロール(プラークコントロール)すること。 そのために重要なのが、毎日のブラッシングなのです。
ブラッシングのポイントは、とにかく毎日しっかり続けること。 目に見える効果がすぐに出るわけではありませんが、初期の歯周病ならブラッシングだけでも充分治療することが可能なのです。 ただし、正しい方法でブラッシングできていなければ意味がありませんので、 口腔衛生のプロである歯科衛生士のアドバイスを受けましょう。
ブラッシングのポイント
定期検診でいつまでも健康な歯に!
歯を長持ちさせる秘訣は「最初から虫歯や歯周病にならないこと」です。 そのために毎日しっかりブラッシングしている方も多いかと思いますが、 正しいブラッシングを続けていても虫歯や歯周病の危険は完全にはなくなりません。 なぜなら、自宅でのブラッシングだけでは虫歯の原因である歯垢は除去しきれないからです。 だからこそ、定期検診が必要になります。
歯の健康を保つ定期検診
虫歯や歯周病は、初期段階では痛みなどの自覚症状がありません。 自分一人で判断するのではなくプロの判断を仰ぎ、適切な処置をしてもらいましょう。 しばらく歯科医院に行っていない方は、健康な歯を維持するためにも歯科医院で定期検診を受けてください。